便潜血検査
便潜血検査

健康診断や自治体の検診で行われる「便潜血検査」は、便の中に血液が混じっていないかを調べるための検査であり、肉眼では見えない微量の血液を検出することができます。血液が便に混じっている場合は、大腸で出血している可能性が高いです。
主に大腸がん検診として行われ、症状が出る前の大腸がんや大腸ポリープを見つけることを目的としています。
自宅で便を少量採取するだけの簡便な検査で、体への負担はほとんどありません。
そのため、大腸がん検診の「入り口」として広く利用されています。
便潜血検査でわかるのは、「大腸のどこかで出血が起きている可能性があるかどうか」です。
出血の原因としては、
などが考えられます。
ただし、便潜血検査だけで診断を確定することはできません。
出血の原因を調べるためには、精密検査である大腸カメラが必要になります。
ある日本の医療施設で行った大腸内視鏡検査結果について、便潜血が1回だけ陽性だった方のうち、100人に1人に早期大腸がん、50人に1人にがん化リスクの高いポリープ(高リスクポリープ)が見つかったと報告されています。
これらは症状がない段階で発見され、内視鏡で切除できた病変です。放置すれば進行する可能性があるため、1回でも陽性が出たら、内視鏡検査を受けた方がいいです。

消化器内視鏡学会のHPから引用:https://www.jges.net/citizen/faq/large-intestine_09
便潜血検査が陰性でも、以下のような症状がある場合は、できれば大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
これらは、便潜血検査では拾いきれない大腸の病気のサインである可能性があります。
*右側結腸の病変は便潜血検査では見つかりにくいことがあります
便潜血検査は有用な検査ですが、すべての大腸がんを確実に検出できるわけではありません。
特に、右側結腸(盲腸・上行結腸)にできる病変は、検出されにくいことが知られています。
その理由として、
などが挙げられます。
そのため、便潜血検査が陰性でも大腸の病気が隠れている可能性はゼロではありません。
前述の症状がある場合は、便潜血陰性であっても大腸内視鏡検査を検討した方がいいかもしれないです。
便潜血検査は大切なスクリーニング検査ですが、最終的な診断には大腸内視鏡検査が不可欠です。
ご不安な症状がある方、検査について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
西川口・内科消化器内視鏡クリニックでは、便潜血陽性や症状のある方が安心して検査を受けられる体制を整えています。
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