
更年期障害
更年期障害
「更年期障害=女性のもの」と思われがちですが、男性にも更年期症状が起こります。これを「男性更年期障害」または「加齢性腺機能低下症(Late Onset Hypogonadism Syndrome: LOH症候群)」と呼びます。
男性更年期障害の主な原因は、加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の分泌低下です。
しかし、男性ホルモンの減少の仕方には個人差があり、早い方では30代から、40代以降ならどの年代でも発症する可能性があります。
男性更年期障害の診断には、血液検査によるテストステロン値の測定が重要です。
血液検査(テストステロン値の測定)
テストステロン値は日内変動(一日の中で数値が変動する)があるため、正確な診断には午前中の採血が必要です。
当院では、午前11時までに空腹時での採血をお願いしております。
※検査内容によりますが、初診時の費用は6,000円前後となります。
問診
上記の症状以外に、既往歴(高血圧・脂質異常症・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群などの有無)や、排尿に関するお悩みについても確認します。
血液検査
最新の健康診断の結果をお持ちいただければ、不要な検査は省略できます。
採血結果は1週間ほどで判明します。
男性更年期障害(LOH症候群)は、臨床症状と血液検査の結果(テストステロン・遊離テストステロンの値)を総合的に判断して診断します。
テストステロン値 | 遊離テストステロン値 | 診断・治療方針 |
---|---|---|
250ng/dL未満 | 7.5pg/mL未満 | 男性更年期障害(LOH症候群)と診断し、ホルモン補充療法が可能(保険診療) |
250ng/dL以上 | 7.5pg/mL以上 | 治療の副作用よりも有用性が上回ると判断した場合、ホルモン補充療法が可能(自費診療) |
ホルモン補充療法は、テストステロン値が著しく低下している場合に保険適用となりますが、症状の改善が見込まれる場合には自費診療での治療も可能です。
当院では、ホルモン補充療法(保険または自費)、漢方薬(保険)、ED治療(自費)を用いて、男性更年期障害の治療を行っています。
男性更年期の症状には個人差が大きいため、一人ひとりの状態に合わせて治療法を組み合わせ、最適な治療を提供します。
男性ホルモン注射を2~4週間に1回、筋肉注射で行います。
※現在、保険適用でのホルモン補充療法は「注射のみ」となっています。
以下の疾患がある場合、ホルモン補充療法は行えません。
ホルモン補充療法を開始した場合、副作用の有無を慎重に確認するため、治療開始後1年間は経過観察を行います。
男性更年期の症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ホルモン補充療法が適用できない方や、より自然なアプローチを希望される方には、漢方薬による治療が効果的な場合があります。また、ホルモン補充療法と併用することも可能です。
漢方薬は、体質や症状に合わせて適切に選ぶことが重要です。男性更年期障害の症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
多くの女性は、50歳前後で「閉経」を迎えます。閉経の前後5年間、おおむね45~55歳の時期を「更年期」と呼びます。
女性の一生は、主に以下の4つのライフステージに分けられます。
40代に入ると、卵巣の機能が徐々に衰え始め、月経周期が不規則になりやすくなります。その後、月経が永久に停止した状態である「閉経」を迎えます。日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳です。この年齢を中心に、前後5年間(45~55歳頃)を「更年期」と呼んでいます。ただし、子宮筋腫がある方などは閉経が遅くなる傾向があり、個人差があります。
医学的には、更年期の女性で12ヵ月以上月経がない場合、過去1年を振り返って「閉経」と診断されます。
更年期障害の症状は人によって異なり、個人差が大きいのが特徴です。
プラセンタとは「胎盤」のことで、赤ちゃんに栄養や酸素を届ける役割を持っています。胎盤には、細胞を活性化させる成長因子(タンパク質、アミノ酸、核酸、ビタミンなど)が豊富に含まれており、そのエキスを抽出したものが「プラセンタエキス」です。
医療用プラセンタ注射薬は、厚生労働省に認可された「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類があります。当院では「メルスモン」を使用しています。
プラセンタは、更年期障害や肝炎の治療薬として厚生労働省に認可されています。定期的な注射により、以下のような効果が期待できます。
更年期障害の症状は個人差が大きく、漢方薬は体質や症状に合わせて処方されます。以下に、代表的な漢方処方とその特徴をご紹介します。
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