2025年7月27日
西川口・内科消化器内視鏡クリニック(川口市/JR西川口駅直結)
「便に血が混じっていたけど、1回だけだから大丈夫かな…」
そんなふうに自己判断して、受診を先延ばしにしていませんか?
血便は、大腸がんなど重大な病気のサインかもしれません。
血便の主な原因と、正確な診断のために重要な大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について解説します。
血便とは?色と症状のチェックが重要です
血便とは、肛門・直腸・大腸からの出血が便に混じる状態です。
赤い血や茶色っぽい血、あるいは黒っぽい便になることもあります。
血便に気づいたら、次の点をチェックしましょう:
血の色(鮮血 or 黒っぽい)
下痢や腹痛、発熱の有無
出血が一度きりか、繰り返しているか
抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用中かどうか
これらの情報が、医師の診断にとても役立ちます。
血便の主な原因|代表的な7つの病気
① 大腸がん
血便は、大腸がんの初期症状の一つです。
便の色や形の変化、出血があれば、大腸カメラでの早期発見が重要です。
② 大腸ポリープ
大きなポリープは出血することもあり、放置するとがん化の可能性があります。内視鏡での切除が予防につながります。
③ 潰瘍性大腸炎
若年層に多く見られる難病指定の炎症性腸疾患で、粘血便や下痢が続きます。早期診断と継続的な治療が必要です。
④ 感染性腸炎
細菌(カンピロバクター、サルモネラなど)による腸炎で、下痢と血便が同時に現れることがあります。
⑤ 虚血性大腸炎
中高年女性に多く、突然の腹痛と鮮血便が特徴。脱水や便秘、動脈硬化が関係しています。
⑥ 憩室出血
大腸の袋状のふくらみ(憩室)から出血する病気で、前触れなく多量の出血が起こることも。入院が必要なこともあります。
⑦ 痔(痔核・裂肛)
もっともよくある原因ですが、痔だと思っていたら大腸がんだったという例もあります。繰り返す出血は軽視せず検査を受けましょう。
なぜ大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が必要?
血便の原因を正確に診断するためには、大腸カメラが最も有効です。
当院では、以下のことが可能です:
出血部位の確認
ポリープ・がんの発見とその場での切除
病理検査のための組織採取
鎮静剤を使った“苦痛の少ない検査”にも対応
「つらそう…」と感じる方でも、眠っている間に終わる検査が可能ですのでご安心ください。
まとめ|血便を放置しないでください
血便は大腸がんなど重篤な病気のサインの可能性あり
「痔かも」と思っても、繰り返すなら早めに検査を
大腸カメラによる早期発見・早期治療が重要です。
西川口・内科消化器内視鏡クリニックでは、消化器内視鏡専門医がすべての検査を担当し、
苦痛の少ない大腸カメラを提供しています。
📅 土日診療・駅直結・WEB予約対応
📞 ご相談・ご予約はこちら ▶ クリニック公式サイト
📝 より詳しい内容はnoteでもご覧いただけます
https://note.com/endoscopy/n/n82be01ade2b3