2025年7月27日
胃がん検診を受ける際、「バリウム検査と内視鏡検査(胃カメラ)、どちらを選べばいいの?」と悩んだことはありませんか?
胃がん検診の2つの方法|川口市の例
胃X線検査(バリウム検査):40歳以上が対象、自己負担500円
胃内視鏡検査(胃カメラ):50歳以上が対象、自己負担2,000円
いずれも公的な「対策型検診」として行われています。
バリウム検査のデメリット
見落としの可能性
早期の平坦な胃がんを見逃すリスクあり
感度は約60〜70%(内視鏡検査は90%以上)
再検査の確率が高い
約10人に1人が「要精密検査」と判定され、結局内視鏡検査を受けることに
合併症リスク
便秘・腸閉塞:バリウムの排泄不良が原因
虫垂炎・誤嚥性肺炎・腸管穿孔:高齢者や持病のある方で注意が必要
内視鏡検査(胃カメラ)のメリット
高精度で正確な診断が可能
必要に応じてその場で組織採取や処置も可能
鎮静剤で「眠っている間に終わる検査」も選択可能
被ばくなし・再検査リスクが低い
こんな方には内視鏡検査をおすすめします
胃の不調(胃もたれ・腹痛など)がある方
胃炎・潰瘍・ピロリ菌感染の既往がある方
ご家族に胃がん患者がいる方
過去にバリウム検査でつらい思いをした方
逆に、バリウム検査が向いているケース
どうしても内視鏡検査が怖い方
忙しく短時間で済ませたい方(ただし再検査になる可能性あり)
医療現場の課題|読影医の不足
バリウム検査には「読影医」が必要ですが、近年は専門医の不足により、画像の信頼性が課題となっています。
その点、内視鏡検査は医師が直接診るため、診断の精度が高いと評価されています。
まとめ
胃がんは、早期に見つかれば高い確率で治せるがんです。
バリウム検査にも一定の役割はありますが、見落とし・再検査・合併症・被ばくといったリスクを考慮すると、内視鏡検査の方が信頼性が高く、安心して受けられる検査といえるでしょう。
📍当院では、富士フイルム社製の高精細な内視鏡システムを導入し、経鼻・経口・鎮静下いずれにも対応しております。
西川口駅直結・土曜診療あり・WEB予約24時間受付。
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👉 https://note.com/endoscopy/n/nf11f06c9e95a