【腸と心の意外な関係】腸内細菌がうつ病に影響?|川口・西川口の内視鏡検査|西川口・内科消化器内視鏡クリニック

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【腸と心の意外な関係】腸内細菌がうつ病に影響?

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2025年4月10日

【腸と心の意外な関係】腸内細菌がうつ病に影響?

こんにちは。
今回はちょっと意外なテーマ、「腸内細菌とうつ病の関係」についてお話しします。
「最近、なんだか気分が晴れないなぁ…」
そんなとき、実は“腸の状態”が関係しているかもしれません。
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、私たちのメンタルヘルス(心の健康)に深く関わっていることが、最新の研究で明らかになってきています。
この記事では、消化器内科の専門医の視点から、腸と脳の関係(腸脳相関)、そして腸内細菌とうつ症状との関連性について、わかりやすく解説していきます。

腸と脳はつながっている?―「腸脳相関」とは
まず知っていただきたいのが、「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」という考え方です。
腸と脳は、迷走神経という神経でつながっていて、まるで会話するように情報をやりとりしています。
また腸には「腸管神経系」という独自の神経ネットワークがあり、脳と独立して働くことさえできるほど。
たとえば…
ストレスを感じるとお腹が痛くなる
緊張すると下痢や便秘になる
こんな経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか?
これも「腸と脳が密接に関係している証拠」なのです。

腸内細菌がメンタルに影響?セロトニンとの関係
では、「腸内細菌」とうつ病のような気分の落ち込みとは、どうつながっているのでしょうか?
実は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の約90%は、腸で作られているんです。
腸内細菌のバランスが乱れると、このセロトニンの分泌にも悪影響が出て、気分が不安定になったり、うつ症状があらわれる可能性があると考えられています。
さらに、腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸」や「GABA(ガンマアミノ酪酸)」も、脳の働きや感情の安定に関係していることがわかっています。
つまり、腸内環境が整っている=心の安定にもつながるということなんですね。

今日からできる!心も整う「腸活」4つの習慣
では、どうすれば腸内環境を整えて、心の健康も守ることができるのでしょうか?
ポイントは、毎日の小さな習慣=腸活です!
1. 発酵食品を取り入れる
ヨーグルト、味噌、キムチ、ぬか漬けなどの発酵食品には、善玉菌がたっぷり。腸内のバランスを整えてくれます。
2. 食物繊維を意識して摂る
食物繊維は腸内細菌のエサになります。
野菜・果物・きのこ・海藻・全粒穀物などをバランスよく食べましょう。
3. 睡眠とストレスケア
睡眠不足や過度なストレスは腸内環境の大敵。
しっかり眠ること、リラックスできる時間を持つことも「腸活」です。
4. 軽い運動を続ける
ウォーキング、ヨガ、ストレッチなど、軽い運動は腸の動きを助けてくれます。
「なんとなく気分がスッキリしない…」というときこそ、身体を動かしてみてください。

まとめ:腸を整えることは、心をいたわること
近年の研究で、腸内細菌がメンタルヘルスに影響していることが少しずつ解明されてきました。
「腸を整えること=心を整えること」ともいえるのです。
気分の落ち込みやうつ症状が気になるときは、自分の腸の状態にも目を向けてみましょう
毎日の「腸活」で、心も体も元気に過ごすヒントがきっと見つかるはずです。

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