2025年4月29日

フルータリアンが食べる「ノンスイートフルーツ」とは?
フルータリアンが食べる果物には、「ノンスイートフルーツ」と呼ばれる甘くない果物も含まれています。
具体的には、アボカド、キュウリ、トマト、ナス、ズッキーニ、パプリカ、オクラなどが該当します。
日本ではこれらは野菜に分類されますが、実は「果物」にも該当するのです。
日本では「木になる実が果物」とされる一方で、フランスでは「花からできるものが果物」という考え方が主流です。
著者は”菜食主義者で、穀物をあまり食べず、果物を主食にしている”のであれば、フルータリアンと呼んでいいと述べており、海外では食事の大半が果物であればフルータリアンという言葉を使うそうです。
著者がフルータリアンを始めたきっかけとは?
著者がフルータリアンを始めたきっかけは、学生時代に経験した韓国式ダイエットでした。
体重が減り、肌ツヤが改善したことから、野菜の摂取量が健康に直結すると実感したそうです。
実際、韓国は野菜の消費量が世界トップクラスで、日本人のおよそ2倍にもなります。
この経験を通して、著者は
・ベジタリアン
・ヴィーガン
・ローフード(生菜食)
と段階を踏み、最終的にフルータリアンへと移行していきました。
フルータリアン食がもたらす腸活効果とは?
著者がフルータリアンを続ける大きな理由は、「普通の食事だと便やおならが臭くなる」という体験からでした。
果物と生野菜のジュースを中心にした食生活では、便やおならのにおいがほとんどなくなることを経験的に知ったのです。
その理由は、
動物性食品は食物繊維が少なく、腸内で腐敗しやすい
穀物や大豆も消化に時間がかかり、便のにおいを強くする
といった点にあると考えられています。
つまり、フルータリアン食は、腸内環境をクリーンに保つ=腸活に直結しているのです。
フルータリアンと便秘解消|ジェンセン医師の提言と驚きの共通点
さらに驚くべきことに、1990年代にアメリカでベストセラーとなった、ジェンセン医師の著書
『汚れた腸が病気を作る―腸をクリーンにする究極的方法』
で紹介された便秘解消法は、著者の実践するフルータリアン食とほぼ同じ内容だったのです。
ジェンセン医師は特に以下の2点を強調しています。
* 便秘は文明的な食生活が生んだ現代病である
* 便秘による自家中毒が血液を汚染し、全身の病気を引き起こす
これはどういうことかというと、腸内に便が長く滞留すると悪玉菌が増殖し、
有害な腐敗物質が生成され、それが血液を介して全身を巡るリスクがあるということです。
また、ある研究者は「人間は食後24時間以内に排泄するのが自然な姿」と主張しており、
野生動物が毎食後すぐ排泄するのに対し、現代人には便秘が非常に多いことを問題視しています。
フルーツで腸活!スイカ療法とブドウ浄化法とは?
ジェンセン医師は、便秘解消のために次のようなフルーツ療法も提唱しています。
・スイカ療法
・ブドウ浄化法
その理由は、
果物には水分が多く、食物繊維が豊富
果物に含まれる食物酵素が消化を助ける
他の食品に比べて消化時間が短い(30~40分)
といった特性があるためです。
つまり、果物中心の食事は腸の動きを活性化させ、排泄をスムーズにする効果が高いのです!
まとめ|フルータリアンは腸活・便秘改善にもおすすめ!
フルータリアンは、単なる果物中心の食事法ではありません。
腸活をしたい方、便秘や体臭に悩んでいる方にも非常に効果的なライフスタイルなのです。
腸内環境を整え、体の内側から健康を手に入れる第一歩として、ぜひフルータリアン食を取り入れてみてはいかがでしょうか?